2022年早々、藤沢市民にとって大きなニュースが流れました。
藤沢レトロの代名詞「391街区の再開発」です。

これは、藤沢の地域史がかわるような、大きな出来事です。
さらに、建て替えの計画は391街区だけではないんです。
藤沢駅南口全体が広範囲にわたって、再開発の対象になっています。
この記事では、再開発の3つのポイントを解説します。

現地の様子も写真たっぷりでお伝えします
湘南に移住して8年、湘南藤沢を愛する「いけだろーかる」が情熱的にお送りいたしますので、ぜひ最後までお読みください。
藤沢駅南口の再開発がスタート!3つのポイントを解説します!
藤沢駅南口の前に、藤沢駅北口の再開発が行われました。
- 2017年 市役所庁舎
- 2019年 ペデストリアンデッキ(旧サンパール広場)
- 2022年 地下通路
以上で、藤沢駅北口の再開発は完了。


2023年からは、藤沢駅南口の再開発がスタートします!
ポイントは次の3つです。
・391街区の建て替え再開発
・藤沢駅および南北自由通路の改良
・南口駅前広場の再整備
順番にご説明しますね。
藤沢市民が愛する「391街区」は建て替えでこうなります!
391街区とは「フジサワ名店ビル」「ダイヤモンドビル」「CDビル」の3棟からなるエリアの通称です。
- フジサワ名店ビル⇒1965年オープン
- ダイヤモンドビル⇒1966年オープン
- CDビル⇒1971年オープン
50年以上の歴史を持つ「藤沢レトロ」の代名詞ともいえる場所なんです。



思い入れを持っているかたも多いですよね
計画では、2025年春を目標に既存店を閉店して工事着工、2029年に完成という予定。
印象的なお店をいくつか。


藤沢駅を代表する街中華「古久家」。
食事時は行列が絶えません。



サンマーメン大好き


藤沢市の魚屋さんといえば「魚つる」
昔ながらの魚屋さんスタイル。



威勢が良くてちょっとこわいw


旬の野菜を買うならこちら「コウナン青果」
いつも込み合うレジ。



野菜買うならコウナン青果かOKストア


THE昭和な喫茶店「コーヒーショップ海」



昔ながらのタバコが吸える喫茶店でもあり…そこはちょっと苦手
歴史あるお店も閉店してしまうのは、やっぱり残念ですね。。
建て替え後も、生き残ってくれるとよいのですが…。
ちなみに、完成予定図はこんなかんじ↓


ビルは地上17階、地下2階建てで、延べ床面積約3万6200平方メートル。



でかい!!
これは駅前の景色が変わりますよ。
1階から6階までは店舗が入る計画、どんなお店が入るか楽しみですね!



古久家生き残ってくれ!
藤沢駅および南北自由通路は改良されて、利便性が向上します!
ポイントは、次の2つ。
- 小田急改札とJR改札が同じフロアになり、乗り換えがスムーズになる。
- 南北自由通路を8mから16mに拡張、待ち合わせやイベントに使えるようになる。
工事は、2期に分けて行われます。
第1期


1期目の工事は、2023年度半ばに開始して、2027年度末に終了予定。
小田急側2階の自由通路を8mから16mに拡張、そして2階からも小田急改札に入れるようにします。





小田急とJRが同じ階に!
乗り換えが楽になるね♪



1階の改札も残す予定だ
現在通路にあるお店、湘南藤沢スーベニールズ(お土産屋さん)などが。
そのまま残るのか、移転するのかは不明です。
第2期


2期目の工事は、2028年度に開始予定。
JR側通路の「既存駅事務所(みどりの窓口)」を撤去。
南北自由通路が、見通しのよい広い通路となります!





右側の建物がぶち抜かれるんだね


さらに、「駅ナカコンコース」を新設。
小田急とJRの乗り換えが、改札内でできるように!



これはありがたい!!
撤去された「既存駅事務所」は、新設の駅ナカコンコースに移転。
他にもどんなお店が入るのか、楽しみですね。
◎ポイント
拡張された通路は、待ち合わせやイベントなどができる空間に。
利便性の向上だけでなく、活力や賑わいの創出を狙う。
2023年度に着工して、完成は2027年度中とのことです。
藤沢駅南口駅前広場が整備されます!駅前の景色が変わる大工事!
再整備のポイントは2つ。
- 地上部の再整備
- デッキ部の再整備
地上部
まず、地上部の再整備からです。
ざっくり説明すると、車道を小さくして歩行空間を広く、休憩できるスペースも作るよ、ということです。





一般車が入れなくなって大丈夫なんですか?
という心配をしてしまいますが、きっと考えられてるよね…。


藤沢駅ユーザー驚愕の完成イメージ図をごらんください。



藤沢駅が超絶おしゃれに…!
ホントにこれできたら…すごいですね。。
滞留空間は2か所。
西側が、現在交番や公衆トイレがあるあたり。
東側が、現在の名店ビルの前、北口に抜ける地下通路の入口前ですね。
交番は既に撤去、線路沿いの駐輪場や公衆トイレも2023年3月末に閉鎖予定です。




確かにどちらも、座っておしゃべりという場所ではありません。
上のイメージ図のようになれば、藤沢駅革命ですよこれ。
デッキ部
デッキ部は「乗り換えデッキ」と「外周デッキ」に分類されます。
下の完成予定図をご覧ください。


藤沢駅と江ノ電乗り場(ODAKYU湘南GATE)をつなぐ「乗り換えデッキ」に注目!
そう、南北自由通路と一体化しています!!
北口広場と南口広場を繋ぎ、藤沢駅全体で、「湘南の顔」にふさわしい空間を作る。
それが、藤沢市のビジョンなんです。
他方、「外周デッキ」のほうは、少し複雑。
というのは、周りは民間の建物だからです。





勝手に立て直すわけにいきません
そこで藤沢市は、ビル建て替えを支援する独自制度を創設することを発表しました。
こちらのニュースがわかりやすいです↓↓


ざっくり説明すると、藤沢市がイメージする施設計画(下図を参照)には税制優遇などの支援をするよ、という話。





商業施設に、屋上庭園とか昇降施設とか、すごいよ!
藤沢市のイメージどおり、ビルの建て替えが進めば…
とっても素敵なデッキになりますね。
この独自制度については、2023年度内に関連条例を施行、来年度内の運用開始を予定しています。
まとめ
今回の記事では、藤沢駅南口の再開発についてまとめました。
ポイントは次の通りです。
・391街区の店舗は2025年春には閉店して、工事が開始される。
・391街区の建て替えは2029年に完了予定、新しいビルは17階建て、でかい。
・古久家や魚つるなど、藤沢市民に親しまれているお店がどうなるかは未定。
・2023年から藤沢駅の工事開始、小田急改札とJR改札が同じフロアになり、改札内で乗り換え可能に。
・南北自由通路は、現在の8mから16mに拡張。待ち合わせやイベントなどできる空間に。
・藤沢駅南口の地上広場、車道を減らし歩行空間を広く、休憩できるスペースを作る計画。
・藤沢駅南口と江ノ電乗り場を繋ぐ「乗り換えデッキ」、南北自由通路と一体化。
・藤沢駅南口の外周デッキを整備するため、民間ビルの建て替えを支援する制度を創設。
「藤沢レトロ」な街並みが変わっていくことに、残念な気持ちはあります。
でも、建築から50年以上が立ち、老朽化しているのも事実。
また、藤沢市の人口は増え続けており、40万人を超えました。
391街区ができたころの人口と比較すると、およそ2倍です。
人口増に対応する、新たな街作りは必然だと思います。
藤沢市の発表資料でも「藤沢の顔となる空間づくり」を掲げています。
期待して見守っていきたいですね。
こちらも注目です↓↓





藤沢市の未来は明るい!
湘南の未来は明るい!!
ではでは♪